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はじめに
私は「経営コンサルタントは魔法のステッキではない。
ステッキを振るだけで何かが変わるというものではない」と、
よくお客様に言っています。
その意味では、「マネジメントは魔法ではない」ということになります。
しかし、夢やビジョンを失っていなければ、ある時期を境にまるで魔法を
かけられたように、短期間で人は変われるものです。
キッカケさえあれば・・・・・
この話は私の実体験をもとに構成されています。
夢を抱いてコンサルタント会社に入社したある営業マンが、
仕事に行き詰まり地獄のような精神状態にまで陥っていた。
そして、一人のマネジャーとの出会いによって見事に蘇生し、
生きがいを見いだしていく・・・・。
数年前、現実に私の身に起こった出来事を題材にしています。
リアリティを持たせるため、ストーリーにはできるだけ
具体的な状況設定をしています。
それは雰囲気や背景を理解していただくためであり、
暴露的な内容ではないということをご了承ください。
「途方に暮れている営業マン」
「仕事に行き詰まっているビジネスマン」
の方々の参考になれば幸いです。
また、マネジメントに携わっている方々にも、
ひとつの参考例としてご覧いただければと存じます。